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畜産分野・検査 畜産農場を阻害している疾病の原因をあらゆる角度から 最新の検査技術を用いて調査・追求し、 家畜に対する具体的な衛生管理プログラムおこなっております。
食環研では、食品分野および畜産分野を中心に、得意とする微生物学的検査をはじめとして、食品の栄養成分分析や残留農薬分析などの食品成分分 析、登録衛生検査所としての検便検査、浴槽水などのレジオネラ属菌検査、鶏・豚・牛の免疫学的検査や病性鑑定など、食と環境に関わる各種検査を実施してお ります。
***** 鶏抗体検査
病名略号 病名 病原微生物種類 病名略号 病名 病原微生物種類 AE 鶏脳脊髄炎 ウイルス Leuco ロイコチトゾーン症 原 虫 AI 鳥インフルエンザ ウイルス MG マイコプラズマ・ ガリセプチカム感染症 マイコプラズマ EDS-76 産卵低下症候群-1976 ウイルス MS マイコプラズマ・ シノビエ感染症 マイコプラズマ IBD 伝染性ファブリキウス嚢病 ウイルス ND ニューカッスル病 ウイルス IB 伝染性気管支炎 ウイルス SE サルモネラ症(サルモネラ・エンテリティディス) 細 菌 IC-A、C 伝染性コリーザ(A型、C型) 細 菌 SP 雛白痢(サルモネラ・プロラム) 細 菌 ILT 伝染性喉頭気管炎 ウイルス TRT 頭部腫脹症候群 ウイルス 検査の方法 酵素標識抗体法(ELISA) 微量血清による免疫反応が可能。吸光度による結果は個体ごとに数値で表示され、一定数値以上が陽性と判定されます。
例)ELISA値:1.2(0.2以上陽性) 寒天ゲル内沈降反応(AGP) 抗原抗体反応による寒天ゲル内の沈降線の有無により抗体陽性を判定。結果は個体別に陰陽表示。群間の陽性率などで判定。 例) AGP結果:陽性 赤血球凝集抑制反応(HI) 赤血球凝集因子を利用した凝集反応による定量法。希釈倍率により数値化して個体別に表示されます。
例) HI価:1280倍 (10倍以上陽性) 血清平板凝集反応(RSA) 抗原抗体法を利用した急速凝集反応。凝集の時間や度合により抗体価の強度を表示します。
例) RSA:+++10秒(+60秒以内陽性) 中和抗体反応(NT) 感受性細胞を利用したウイルスに対する抗体定量法。ウイルスを増殖阻止する血清の希釈倍率により数値化します。
例) NT:16倍 (2倍以上陽性) ***** 鶏/病性鑑定の検査内容と方法 解剖所見 病理解剖を行い、肉眼所見による判定および、必要な場合は以下の病原因特定検査を実施します。 通常斃死鶏LOTあたり3〜5羽の解剖検査を実施します。 細菌培養 病原菌による病原因が疑われる場合に実施します。
各種細菌に対応
:大腸菌、クロストリジウム、アビバクテリウム・パラガリナルム、マイコプラズマ等 薬剤感受性検査 分離された病原菌に対する効果的な抗生物質を検索します。
対応薬剤
:約20種類対応 ウイルス分離 IB等ウイルス感染が疑われる場合に実施します。 各種ウイルス培養を実施可能です:IB、ND、TRT、ILT、POX等 ウイルス同定 ウイルス感染が疑われる場合のウイルス特定に用います。PCR法により判定します。
各種ウイルスに対応
:IB,ILT,ND,TRT,CAV 寄生虫検査 寄生虫による消化器疾患等の際に確認します。顕微鏡観察により判定します。 各種寄生虫または寄生虫卵、原虫(コクシジウム) 病理検査 上記項目では確定できないような事象の際に使用します。
また、病原因特定の際の裏付けにも使用します。 鶏/細菌検査の検査内容と方法 畜産生産物検査 卵や食肉などに存在する食中毒原因等の微生物検査を実施します。 検査対象:生産物 飼育環境検査 飼育環境におけるサルモネラ保菌状況調査や消毒後の効果確認検査などを実施します。
検査対象
:鶏舎塵埃、糞便、ふき取り等 飲水検査 鶏が飲用する水の水質検査を行います。
検査対象
:井戸水など飲水 飼料検査 鶏が摂食する飼料中のサルモネラ保菌検査や衛生状態を確認します。 検査対象:飼料 堆肥検査 堆肥の成熟具合や大腸菌などの残存状況、放線菌の増殖状況など確認します。 検査対象:完熟たい肥など
***** 卵検査 畜産
生鮮食品である鶏卵についての衛生管理のための検査です。
微生物検査、卵質検査、残留化学物質検査等があります。 検査の特長 鶏卵は一つの細胞であり、基本的に無菌状態です。 ただし、鶏の状態が悪かったり、保存方法が不適切であったりすると 鶏卵中に雑菌やサルモネラ属菌等の食中毒菌が入りこみやすくなります。 定期的に鶏卵の微生物汚染状況を確認し、食中毒発生防止にお役立てください。 鮮度の指標となるハウユニット等の卵質検査も承ります。
検査メリット
定期的に検査を行い、鶏卵の衛生管理が出来ます。 鶏卵の状態をしることで、飼育する鶏群の衛生状態も把握できます。 残留化学物質と組み合わせることでより高品質な商品管理が行えます。
***** 豚抗体検査
病名略号 病名 病原微生物種類 病名略号 病名 病原微生物種類 AD オーエスキー病 ウイルス PPE 回腸炎(Lawsonia感染症) 細 菌 AP アルカノバクテリウム・ピオゲネス症 細 菌 PPV 豚パルボウイルス感染症 ウイルス App1・2・5 豚胸膜性肺炎 細 菌 PRRS 豚繁殖・呼吸障害症候群 ウイルス Bord ボルデテラ感染症 細 菌 PmDNT パスツレラ感染症 (皮膚壊死毒素抗体) 細 菌 Hps グレーサー病 細 菌 SE 豚丹毒 細 菌 IF(豚型・香港型) インフルエンザ(豚:H1N1、香港:H3N2) ウイルス SEP 豚流行性肺炎 マイコプラズマ JE 日本脳炎 ウイルス Sal 豚サルモネラ症 細 菌 Lepto レプトスピラ症(Lp、Lc、Lb、Lh、Lg、Li) 原 虫 TGE 豚伝染性胃腸炎 ウイルス PCV2 サーコウイルス2型感染症 ウイルス Toxo トキソプラズマ感染症 原 虫 PED 豚流行性下痢 ウイルス
検査方法
酵素標識抗体法(ELISA) 微量血清による免疫反応が可能。吸光度による結果は個体ごとに数値で表示され、一定数値以上が陽性と判定されます。 表記例)
ELISA値:1.22 (0.40以上陽性)、ELISA値:0.67 (0.60以下陽性) 寒天ゲル内沈降反応(AGP) 抗原抗体反応による寒天ゲル内の沈降線の有無により抗体陽性を判定。結果は個体別に陰陽表示。群間の陽性率などで判定。 表記例)
AGP結果
:陽性 赤血球凝集抑制反応(HI) 赤血球凝集因子を利用した凝集反応による定量法。希釈倍率により数値化して個体別に表示されます。 表記例)
HI価:1280倍(10倍以上陽性) 中和抗体反応(NT) 感受性細胞を利用したウイルスに対する抗体定量法。ウイルスを増殖阻止する血清の希釈倍率により数値化します。 表記例) NT:16倍 (2倍以上陽性) 補体結合反応(CF) 抗原抗体複合体と補体の結合による溶血を利用した定量法。血清の希釈倍率により数値化します。 表記例)
CF:4倍(4倍以上陽性) 定量凝集反応(AG) 抗原抗体法を利用した不活化菌による凝集反応。血清の希釈倍率により濃度を数値化します。 表記例) AG:640倍 (10倍以上陽性) 生菌凝集反応(WP) 抗原抗体法を利用した生菌による凝集反応。血清の希釈倍率により濃度を数値化します。 表記例)
WP:32倍(4倍以上陽性) 蛍光抗体法(IFA) 抗原あるいは抗原感染細胞を使用し、蛍光標識抗体を蛍光顕微鏡で確認。群間の陽性率などで判定。 表記例)
IFA:陽性 ラテックス凝集反応(Latex) ラテックス粒子に結合した抗原物質を利用した抗原抗体凝集反応。血清の希釈倍率により濃度を数値化します。 表記例)
Latex:64倍(16倍以上陽性)
***** 豚/病性鑑定の検査内容と方法
豚/病性鑑定・微生物検査 病理解剖を行い、肉眼所見による判定および、必要な場合は以下の病原因特定検査を実施します。 代表的な斃死豚1〜2頭の解剖検査を実施します。 細菌培養 細菌による病原因が疑われる場合に実施します。
各種細菌に対応
:肺炎:App、Pm、Hps、連鎖球菌、下痢
:大腸菌、クロストリジウム、サルモネラ等 薬剤感受性検査 分離された病原菌に対する効果的な抗生物質を検索します。
対応薬剤
:約20種類対応 ウイルス分離 ウイルス感染が疑われる場合に実施します。 各種ウイルス培養を実施可能です
:PED、TGE、AD等 ウイルス同定 ウイルス感染が疑われる場合のウイルス特定に用います。PCR法及び定量PCR法(リアルタイムPCR)により判定します。
対象ウイルス
:PRRS、PCV2等 寄生虫検査 寄生虫による消化器疾患等の際に確認します。顕微鏡観察により判定します。 各種寄生虫卵、原虫(コクシジウム) 病理検査 上記項目では確定できないような事象の際に使用します。 また、病原因特定の際の裏付けにも使用します。 豚/細菌検査の検査内容と方法 畜産生産物検査 食肉や加工品などに存在する食中毒原因等の微生物検査を実施します。 検査対象:食肉及びその加工品 飼育環境検査 飼育環境における病原菌生息状況調査や消毒後の効果確認検査などを実施します。
検査対象
:敷床、畜舎ふき取り等 飲水検査 豚が飲用する水の水質検査を行います。
検査対象
:井戸水など飲水 飼料検査 豚が摂食する飼料中の病原菌保菌検査や衛生状態を確認します。 検査対象:飼料 堆肥検査 堆肥の成熟具合や大腸菌などの残存状況、放線菌の増殖状況など確認します。
検査対象
:完熟たい肥 豚/豚品種識別検査 高品質豚肉として価値のある黒豚種(バークシャー種)であるかどうか、DNAによる品種識別検査を行います。 検査の特長 検査は血液または鮮肉があれば識別検査を実施可能です。 肥育中の豚や商品としてパック詰めされたお肉でも検査が可能です。 純粋種または交雑種であっても判別可能です。 検査は細胞や血球よりDNAを取り出し、増幅後、解析いたします。
検査メリット
食品表示に関する証明書として(黒豚) 食品表示内容の確認として
***** 牛/病性鑑定の検査内容と方法
臓器所見 摘出臓器の肉眼所見による判定および、必要な場合は以下の病原因特定検査を実施します。 乳汁などの生産物の検査も実施いたします。
細菌培養 細菌による病原因が疑われる場合に実施します。
各種細菌に対応
:肺炎:Pm、Hs、Mh等、下痢:大腸菌、クロストリジウム、サルモネラ等 薬剤感受性検査 分離された病原菌に対する効果的な抗生物質を検索します。
対応薬剤:
約20種類対応 ウイルス同定 ウイルス感染が疑われる場合のウイルス特定に用います。PCR法により判定します。 各種ウイルスに対応:BVDV、 BAV、 RSV、 PI3、 IBR等 寄生虫検査 寄生虫による消化器疾患等の際に確認します。顕微鏡観察により判定します。 各種寄生虫卵、原虫(コクシジウム) 病理検査 上記項目では確定できないような事象の際に使用します。 また、病原因特定の際の裏付けにも使用します。
牛/細菌検査の検査内容と方法
畜産生産物検査 食肉や加工品などに存在する食中毒原因等の微生物検査を実施します。 検査対象:乳、食肉及びその加工品 飼育環境検査 飼育環境における病原菌生息状況調査や消毒後の効果確認検査などを実施します。
検査対象
:敷床、畜舎ふき取り等 飲水検査 牛が飲用する水の水質検査を行います。
検査対象
:井戸水など飲水 飼料検査 牛が摂食するサイレージや配合飼料中の病原菌保菌検査や衛生状態を確認します。
検査対象
:飼料 堆肥検査 堆肥の成熟具合や大腸菌などの残存状況、放線菌の増殖状況など確認します。 検査対象:完熟たい肥など
***** 畜産環境検査
畜産現場をとりまく環境は常に家畜に対する様々な危害や疾病と隣り合わせです。 そんなリスクの高い環境を少しでも安全に保つために畜産環境検査が有効です。 指標となる項目を分析することで、畜舎や農場全体の衛生状態の把握に利用できます。 常に最善の衛生管理を行うことで、感染症などから家畜を守るだけでなく、生産性の向上や環境改善にも繋がります。
さらにGPセンターや液卵加工施設などは食品原料生産現場としても重要な衛生管理が必要です。 これらの生産現場における安全性を確保することは、食に関する環境全体の衛生管理に関わってきます。 検査の特長 細菌検査 飼育中や洗浄消毒後の環境中細菌数を測定することで、衛生状態を判断します。
付着菌検査・浮遊菌検査など 付着菌検査 消毒後の畜舎壁面や器材表面等の微生物数を測定することで消毒効果を評価出来ます。 消毒効果の良し悪しはその後の導入家畜の衛生面を大きく左右します。 浮遊菌検査 飼育中や消毒後の畜舎内の浮遊菌を測定することで、空気中の微生物汚染状況を把握します。
畜産資材(おが粉・堆肥・飲水など)中の微生物検査 畜産管理に関する様々な資材における微生物学的汚染状況の把握が出来ます。 健康な家畜管理は衛生的な環境から、と考えています。
検査メリット
検査後のアドバイスも行います。 コンサルタントをご利用いただきますと定期的な検査による衛生管理のお手伝いをさせていただきます。 このような時にご利用ください 疾病が多く成績が振るわない場合 消毒薬や治療薬の効果がおもわしくない場合 消毒作業に関わる手間とコストの軽減を行いたい場合 治療による改善が見られるが、事故が後を絶たない場合 もう少し衛生管理を徹底したい場合 ・・・などにお役立てください。
***** 飼料分析
家畜に供する飼料は、近年ではただの栄養源だけではなく、様々な付加価値をつけるためにも重要視されております。 一般的な栄養成分だけではなく、肉質や繁殖に影響を与えるビタミンやミネラル、アミノ酸や、危害要因となるカビ毒や重金属など様々な視点で管理されています。 近年ではエコフィード(食品残渣を利用した飼料製造)などが盛んにおこなわれています。 その際に出来上がった飼料の栄養状態や危害要因を知ることは非常に重要です。
検査の特長
一般栄養成分 水分・粗蛋白・粗脂肪・粗繊維・粗灰分など、飼料の基礎栄養成分 ビタミン 必須栄養素 ミネラル・重金属 カルシウムやマグネシウムなど必須栄養素の他に、食品中に含まれると問題となるカドミウムや鉛などの重金属 カビ毒 繫殖障害や肥育障害、中毒症例等も確認される危害項目アフラトキシンやデオキシニバレノールなど特定のカビの産生する毒素 微生物検査 真菌数(カビ数)やサルモネラなどの衛生管理項目や発酵飼料中の乳酸菌や真菌数(酵母数)等も実施します
検査メリット
栄養成分値を確認することで効率のよい生産に結び付きます。 飼料の衛生管理は疾病予防の重要事項です。 食中毒の予防にもつながります。 付加価値を付けた食肉の生産にも役立ちます。 このような時にご利用ください 増体不良時等の栄養成分の確認 自家配合飼料の成分分析など 疾病発生時等、飼料原因が疑われる場合 カビ毒が疑われる疾病の発生原因確認 ・・・などにお役立てください。
***** 肥料分析
肥料分析に欠かせない項目は窒素(N)、リン(P)、カリウム(K)です。
栽培する作物により必要とする栄養源の割合が異なりますので、使用する肥料の栄養素の割合は知っておく必要があります。
肥料登録においては各自治体や肥料の種類により測定項目が多少異なりますが有機質肥料の場合は必ず必要となります。 リサイクルによる循環型農業では多様な原料から有機質肥料が製造されます。 肥料は野菜や果物等の栄養源となり吸収されることから、栄養素だけでなく、重金属等の危害要因の測定も必要です。 特殊肥料のうち豚糞原料のものは銅が多く含まれ、鶏糞原料等でも亜鉛が多く含まれることがあり、これらの表示が義務付けられています。 (農水省告示:豚糞肥料では銅300mg/kg未満であること、豚糞あるいは鶏糞肥料では亜鉛900mg/kg未満であることが示されています。)
検査の特長
肥料成分は現物表示と乾物表示があります。乾物表示の場合は水分が必須項目となります。 また、分析の性質上、風乾作業(自然乾燥工程)がありますので、通常の分析よりも時間がかかります。 検体必要量は約1kgです。
検査メリット
料金表に掲載の無い項目をご要望の場合はご相談ください。
このような時にご利用ください
肥料登録時の分析結果 肥料製造後の成分確認 重金属など危害要因の分析 肥料中の各種微生物分析 ・・・などにお役立てください。
***** 肉質検査
食肉の衛生管理とともに最近重要な課題とされているのが肉質向上、おいしさの評価の向上です。 質の向上、差別化、ブランド化を図ることで、より消費者の記憶に残る商品となり、その後の購入意欲の向上につながります。 肉質評価には基準値はありませんので、経時的なデータ管理や比較試験などが有効です。
弊社ではこれら肉質向上の判断のためのお手伝いをさせていただいております。 検査の特長 遊離アミノ酸分析 うま味成分であるグルタミン酸など様々なアミノ酸の割合を分析します。 脂肪酸組成比率 まろやかさや口どけといった食感の評価基準として、脂肪組織に含まれるオレイン酸など、さまざまな脂肪酸の割合を分析します。
オレイン酸
単価の不飽和脂肪酸、多く含まれるほど柔らかくおいしいと評価されます。
イノシン酸
有機化合物の一種、イノシン酸は鰹節のうま味成分で、解体処理後の熟成などで増加するといわれています。
グアニル酸
グアニン酸はシイタケのうま味成分といわれています。
ビタミンE
抗酸化物質でもあり、肉が酸化しにくくなります。
このような時にご利用ください
肉質改善の判定の一助として 品質評価の数値的根拠として 品質管理の為の基準として ・・・などにお役立てください。